スパイファミリー(SPY×FAMILY)に登場するプロジェクトアップル。
アニメ2期・13話のタイトルにもなってますね。
作中ではロイドとシルヴィアの会話によって「東国の旧政権下で行われた軍事目的でIQの高い動物を生み出そうとしていた実験」と明かされています。
しかし、その詳細については2022年9月現在でも明かされていません。
今回は、プロジェクトアップルについて、アーニャとの関係や、回想シーンで登場する眼鏡をかけた男性の研究員の詳細も含め考察してみました。
目次
スパイファミリーのプロジェクトアップルとは
まずはプロジェクトアップルに関して作中で語られてる部分を解説します。
どのような研究なのか
プロジェクトアップルは原作4巻(19話)で初登場する研究の名前です。
4巻では、学生テロリストが軍用犬を使って西国のブランツ外相の暗殺を企てるするシーンが描かれます。
この時、学生テロリストがどうやって軍用犬を入手したのか?というロイドの疑問に対して、シルヴィアがプロジェクトアップルの名前を出しています。
※参照:スパイファミリーのテロリストやキースケプラーの目的は?声優や時代背景も解説
ロイドもプロジェクトアップルの名前は聞いた事があったようです。
無茶な実験を繰り返し、政権が崩壊したため計画が頓挫。目標に遠く及ばない成果に終わったことを語っています。
その後、実験で使われていた犬が闇に流れ、それらを学生テロリストが入手したのではないかというロイドの考察が入ります。
ただ、学生たちが軍用犬をどうやって入手したのかは、作中では語られませんでした。
また、原作78話ではハンドラーがロイドに「当時の研究チームの一部が残っている可能性がある」と語っているシーンが登場。
デズモンドとの関係など、依然として詳細は明かされてないものの、現在ハンドラーが調査しているようです。
※参照:スパイファミリーのシルヴィア(ハンドラー)の年齢は?子供・娘はアーニャで母親説も検証!
ボルン社という企業が関与する研究?
原作7巻(40話)でも、プロジェクトアップルの名前は登場します。
この回はロイドが「ゲロリマス」という新型自白剤のサンプルを奪取する過程を描いています。
その中で、このゲロリマスを開発したボルン社という企業がプロジェクトアップルに関与していた噂があった、という内容をロイドが語るシーンがあります。
※参照:スパイファミリーの新型自白剤ゲロリマスとは?プロジェクトアップルや国家保安局(SSS)との関係も考察。
2023年4月現在、作中でプロジェクトアップルについて言及されているのは以上です。
プロジェクトアップルについてはアーニャとの関わりや、回想シーンで登場する研究員も含め色々な考察がなされています。
以下ではそれらについてまとめてみました。
アーニャやボンドもプロジェクトアップルの実験対象
ここからはプロジェクトアップルについて、考察も交えながら深堀りしていきます。
どちらも番号で呼ばれている
原作4巻の22話では、プロジェクトアップルの実験対象にされていたボンドの回想シーンが描かれています。
この時、ボンドは薬を与えられていたり、電気ショックを受けるなどの酷い扱いをされています。
「犬は死んでも替えはきく」という研究員の発言もあり、他にも酷い扱いをされていたのかもしれません。
実験においてボンドは「8号」という名称で呼ばれているのですが、ここで注目すべきは原作1巻(1話)アーニャの回想シーン。
ここでアーニャは「被検体007」呼ばれており、ボンドと番号が続いている点から、アーニャもプロジェクトアップルの実験対象だったのでは?と考えれます。
ボンドとアーニャは、それぞれ「未来予知」「人の心を読める」という超能力を持っています。
こうした能力は、もしかしたらプロジェクトアップルの実験の過程で身に付け(ざるを得なかっ)たのかもしれません。
こうした能力は、必ずしも持ち主を幸せにしない気もします。悪い人たちに利用される余地を生むだけな気もしますし…。
※参照:【スパイファミリー】ボンドの過去や正体とは?能力や死亡する可能性も考察してみた
東国は人体実験を行っていたのか
では、東国は人間に対しても何かしらの実験を行っていたのでしょうか。
この点については、作中の31話で東国が人体実験を行っていたという話や、その詳細が記された「ザカリス文書」の存在が語られています。
もっともザカリス文書に記されていたのは、文書の名前の由来となった東軍の情報将校エリック・ザカリス大佐の個人的な事柄というオチでした。
現時点で東国が人体実験を行っていたという事実は描かれていません。
また、ボンドの回想シーンには複数の研究員が登場します。
このうち、「前髪ちょろ毛の眼鏡男」「スキンヘッドの眼鏡男」の2人は、似ている人物が1巻のアーニャの回想シーンにも登場するのです。
この点も、プロジェクトアップルとアーニャの繋がりを示す根拠となっています。
研究員は複数回の登場を解説
回想シーンで登場する研究員の中で注目したいのは、そのうちの1人である前髪ちょろ毛の眼鏡男。
作中の他のシーンにも登場してると言われています。
しかも2つも。
レオナルド・ハプーン
1つ目は、原作8~9巻で描かれる豪華客船編。
ここでは東国の裏社会を取り仕切る「グレッチャーファミリー」というマフィアが登場するのですが、このグレッチャーファミリーは内部抗争によって壊滅。
組織を率いていたグレッチャー家の大半が死亡した…という説明がされています。
この内部抗争を仕掛けたのはレオナルド・ハプーンという男。
原作でもその姿が一瞬だけ描かれていますが、詳細については明かされていません。
8~9巻では、組織の完全掌握を計るハプーンが、グレッチャー家の生き残りであるオルカ・グレッチャーとその息子を手に掛けようとします。
この母子を守るために、グレッチャー家と繋がりがあったヨルが所属する暗殺組織「ガーデン」が、ハプーンが雇ったヒットマンと戦うシーンが描かれています。
今後、ハプーンがヨルやロイドと対峙する展開になる可能性は高いと考えています。
ここで注目したいのはハプーンの髪型。
単行本を見ると、ハプーンと回想シーンの「前髪ちょろ毛の眼鏡男」はそこまで似ている訳ではありません。
しかし、実はジャンプ+に掲載された際のハプーンの前髪にはちょろ毛があり、回想シーンに登場する男とそっくり。
単行本化にあたりハプーンの髪型が修正されているのです。
スパイファミリー(SPY×FAMILY)では、ジャンプ+本編、単行本、アニメそれぞれで細かい点がしばしば修正されています。
こうした修正には、何かしらの意図がある筈です。
ハプーンの髪型の修正は、彼と回想シーンの「前髪ちょろ毛の眼鏡男」との繋がりを感じさせないために行われた気がしてなりません。
※参照:スパイファミリーのキャラクター登場人物一覧!年齢や身長から誕生日まで紹介!
ロイドの友達にビジュアルがそっくり
もう1つ考えられるのが、第62話で描かれたロイドの過去編です。
この回には少年時代のロイドの友人が3人登場するのですが、このうち1人の特徴が「前髪がちょろ毛」で「眼鏡」をかけているのです。
この子のビジュアルは、ジャンプ+で描かれたハプーンとかなり似ているように感じます。
作中では、この子を含めたロイドの3人の友人は、無謀な作戦に駆り出されて亡くなった事が語られています。
ただし明確な描写がある訳ではないので、実は生き残って東国に寝返っていた…などの展開もあり得るかもしれません。
※参照:スパイファミリーの出来事を年表で解説!時系列で話の流れまとめ!
まとめ
スパイファミリー(SPY×FAMILY)で登場するプロジェクトアップルについて考察してみました。
まとめると、以下のようになります。
・東国の旧政権がかつて行った、IQの高い動物を生み出そうとした実験である。
・ボンドも実験対象となっており、「8号」と呼ばれていた。
・ボンドの回想シーンと、アーニャの回想シーンに登場する研究員の姿が似ている。
・研究員の1人は、作中の他シーンで登場している可能性がある。
プロジェクトアップルの詳細は、スパイファミリーという作品を考察する上で大きな要素になる気がします。
今後、新しい展開があったら加筆をしたり、新しい記事を作っていきたいですね。
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アニメ2期の原作になると思われるクルーズ船編(7〜9巻)をはじめ、ロイドの過去編(10巻)、バスジャック編(11巻)など、原作を一気に読んでみたい、アニメの放送が待ちきれない…!という場合は、スパイファミリーの原作漫画を買って先取りして読んでみるのもいいかもしれませんね。
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