スパイファミリー(SPY×FAMILY)に登場するキャラクター・シルヴィア・シャーウッド。
WISE(西国情報局対東課)のハンドラー(管理官)であり、ロイドの上司にもあたる女性です。
そんなシルヴィアですが、その年齢は明かされていません。
一方で娘がいたことは明かされており、何かと謎が多いキャラでもあります。
一説では、シルヴィアはアーニャの母親でないか?とも言われてますが…
そんなシルヴィア(ハンドラー)について、年齢や娘、アーニャとの関係について考察してみました!
目次
シルヴィア(ハンドラー)の年齢は40歳前後?
シルヴィア(ハンドラー)の年齢は不明ですが、作中の描写から大まかな年は推測できます。
ちなみに個人的には40歳前後だと思っています。
そう考えた根拠について順番に解説していきます。
※参照:スパイファミリーのキャラクター登場人物一覧!年齢や身長から誕生日まで紹介!
ハンドラー(管理者)になれる年齢は30代半ば~40代?
まずはシルヴィアのWISE内の役職であるハンドラー(管理者)について考察していきます。
ハンドラーは英語でhandlerと書き、「訓練士」「調教師」という意味があります。
犬を訓練してドッグショーに出演させる仕事が一番想像しやすいと思います。
シルヴィアの場合は犬の訓練は行ってないものの、原作63話では2年目の新人を教育するシーンが描かれています。
かつてはロイドの教育も行っていたようで、その時の指導は「地獄の躾」と呼ばれるほど過酷なものだったと言われています。
さしずめ新人の「訓練士」と言ったところでしょうか。
こうした新人教育に携わるには、自分でもある程度の経験が必要だと言えます。
20代でここまで出来るのは難しいでしょう。
そう考えると、シルヴィアの年齢は30半ば~40代だと感じます。
シルヴィアはかつて戦争へ赴いていた?
シルヴィア(ハンドラー)は新人教育や後方で指示を出すだけではなく、現場に出向く機会も少なからずあります。
単行本4巻20話では、学生テロリストが捕縛された現場に出向き、「本当の戦争の怖さ」について語るシーンがあります。
久しぶりにスパイファミリー読んでて、心がギュッとなった
戦争はダメだ pic.twitter.com/FnyHAweI3J
— 越後屋 (@echigo_cos) April 2, 2022
「目の前で親兄弟が崩れた家に潰されていく」
「恋人の肉片が壁にへばりつく」
「飢えて木の枝にかじりつく」
といった戦争を直接経験者でないと言えない生々しい言葉の数々を、シルヴィアは語っています。
シルヴィアは若い頃戦地へ赴いた経験があったのだと思います。
これが本当だとすると、スパイファミリー(SPY×FAMILY)の世界では女性兵士は珍しくないのかもしれませんね。
一方、ハンドラー(管理官)になった後も現場に出向くのですから、それなりの体力や戦闘力は持っているものと思われます。
この点から、シルヴィアの年齢は最大でも40代前半かなと思っています。
シルヴィアにはアーニャと同世代の娘がいた?
シルヴィア(ハンドラー)には娘が「いた」事が分かっています。
5、シルヴィア(スパイファミリー)
WISEの管理官として東西の平和のために尽力している姿がかっこいい。「今日が平和で何よりだ」と言った時の表情にやられた。いつか過去回想で娘さんとの思い出が出ることを期待 pic.twitter.com/fvgCkhMDCL— よねも (@Yonemo_0927) December 2, 2020
これは原作22話で、ロイドがアーニャの子育てが大変だとボヤいた時のエピソードから判明しました。
ロイドのこの愚痴に対し、シルヴィアはアーニャを見ながら「私にもあれくらいの娘がいた」と述べ、平和の大切さを語ります。
アーニャと同世代ということは、年齢は5歳前後だったのでしょう。
ただ、シルヴィアの娘の詳細については明かされていません。
「いた」という事は、戦争で亡くなった可能性もあります。
少なくとも、以下の言葉からはシルヴィアの家族が悲惨な目に遭った事が読み取れます。
「目の前で親兄弟が崩れた家に潰されていく」
「恋人の肉片が壁にへばりつく」
シルヴィアはかつて結婚していた、またはそれに準ずるパートナーがいたのかもしれません。
娘の父親にあたる男性は戦争で亡くなったのかもしれませんね。
また、「飢えて木の枝にかじりつく」という言葉からは、戦時下の食糧難が読み取れます。
娘が栄養失調で亡くなった可能性もありますね。
これらは全て推測でしかありませんが…
ただ、こうした体験を経てるからこそ、シルヴィアは「本当の戦争の怖さ」を語れるのでしょう。
話をシルヴィア(ハンドラー)の年齢に戻します。
シルヴィアの出産年齢を20代半ばとし、少なくとも娘が5歳前後までは生きていたと考えると、彼女の年齢は30代以降なのは間違いありません。
仮に娘が「いて」数年経っていることを踏まえると、シルヴィアの年齢は30代半ば~40代前半が妥当なラインではないかと思います。
一方、「娘が既に亡くなる等しており、もし生きていたら5歳くらいになる」という見方もできます。
この場合、シルヴィアは30代前半~半ばで出産したのかもしれません。
ちなみにスパイファミリー(SPY×FAMILY)の世界では、戦争は10年ほど前に終わったとされています。
この場合だと、シルヴィアの娘と戦争との間の関係はなくなります。
※参照:スパイファミリーの出来事を年表で解説!時系列で話の流れまとめ!
シルヴィアの娘はアーニャ?生きている可能性も考察
シルヴィア(ハンドラー)の娘は実は生きているのではないかという見方もあります。
更に、作中には「シルヴィアはアーニャの母親」だと考えられる描写もあるのです。
この2つについて考察していきます。
モデルから考えられるシルヴィアが娘と別れた経緯
シルヴィアの娘が生きているとする根拠は、彼女のモデルとなった人物にあります。
その人物は「レア・シルウィア」。
古代ローマの建国に関する神話に登場する女性です。
ローマの建国者であるロムスと、その弟レムスの双子を産んだとされています。
ただこれだけでは、名前が似てるだけじゃないかと思いますよね。
ここでポイントなのは、レア・シルウィアの出産は周りから祝福されたものではなかった点。
彼女は巫女であり、男性と交わるのは許されない立場にありました。
しかし、眠っている最中に戦いの神マルスと愛を交わしてしまい、双子を出産してしまうのです。
その後、この子供たちは川に流されてしまうのですが、偶然見つけた人に拾われ育てられた…
そして、この時助けられた子供の1人が、後にローマの建国者であるロムルスだった…
という神話がイタリアには古くから伝わっています。
こうした経緯があるため、シルヴィアは何かしらの理由があって娘を手放したのではないか。
そして、その娘は実は生きているのでは…という考え方もできるのです。
双子を出産してうち1人がアーニャだった?
更に、シルヴィア(ハンドラー)の娘はアーニャなのではないか?という考え方もできます。
髪の色が似ている事から、そう考えた方もいるのではないでしょうか。
その場合、シルヴィアが双子を出産していたという経緯が生きてきます。
原作22話で、シルヴィアはアーニャに対面しています。
この時、シルヴィアがアーニャを自分の娘だと認識していたとしたら…
アーニャは自身の人の心を読む力を使って、シルヴィアの本心を読み取ったと思われます。
しかし、こうした描写は一切出てきません。
ここで考えられるのは、シルヴィアが自分の娘を手放したのは、出産して間もない時期だったのではないか?という点。
これだと、シルヴィアが成長した娘の顔を知らなくても不自然ではありません。
シルヴィアの手を離れた後のアーニャには、育ての親のような存在がいたのかもしれませんね。
「シルヴィア=アーニャの母親」説は根拠が弱い印象
一方、アーニャについては「とある組織の実験で偶然生み出された」という説明もあります。
シルヴィアと「とある組織」の間に何かしらの関わりがあったのか。
「とある組織」は東国の組織だと考えられます。
そのため、西側のWISEに所属するシルヴィアがこの組織と関わりがあると言うのは、少し厳しい気がします。
また、イーデン校での面接におけるアーニャの受け答えも気になるポイントです。
この時、アーニャは嫌味な面接官に「本当のママと新しいママ(=ヨル)、どっちが好き?」という失礼な質問をしています。
これを聴いたアーニャは「ママ…」と一言いって泣き出します。
このエピソードから、アーニャは母親の事を覚えている可能性があります。
そしてシルヴィアは、少なくともその女性ではなさそうですね。
覚えているのは「産みの親」ではなく、「育ての親」という可能性もありますが…
22年9月時点では、シルヴィアとアーニャが母娘と断定するのは少し難しい気がします。
全く関係ない赤の他人である可能性も否定できないですからね。
物語が進むにつれ、シルヴィアとアーニャの本当の関係が明かされる日がくるのか…?
1人のファンとしてとても楽しみです!
※参照:スパイファミリーアーニャの本当の親やその正体について。母親についても考察してみた!
まとめ
スパイファミリー(SPY×FAMILY)のシルヴィア(ハンドラー)について解説しました。
まとめると、以下のようになります。
・シルヴィアの年齢は明かされてないが、40歳前後の可能性がある。
・親兄弟や恋人を戦争によって亡くしたと考えられる描写がある。
・アーニャと同世代の娘がいた事が本人の口から語られている。
・モデルとされる人物から、シルヴィアは双子を出産した可能性がある。
・シルヴィアがアーニャの母親だとするには、現時点は総じて根拠が弱い。
個人的には、シルヴィアの娘は戦争で亡くなったのではないかと思っています。
シルヴィアが平和を望むのは、こうした過去があるからではないでしょうか。
ストーリーが進むにつれ、シルヴィアの秘密も明かされていくかもしれませんね!
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