地獄楽の主人公・画眉丸には妻の結がいますが、他にも恋愛要素があるキャラやカップリングはあるのでしょうか?
画眉丸と佐切が最後どうなるのかが気になる方も少なくないと思います。
今回は地獄楽の恋愛要素やカップリングの有無について幅広く解説してみました!
目次
地獄楽の恋愛要素やカップリングについて
地獄楽はバトルや仲間同士の信頼関係がメインの漫画ですが、恋愛要素もちらほら含まれています。
カップリングについては人それぞれの解釈による気がしますが、特定の誰かと誰かが付き合い始めるという要素は描かれていません。
以下では、恋愛要素が絡むキャラクターをまとめてご紹介します。
※参照:地獄楽のキャラクターを一覧でまとめ!登場人物の年齢や身長誕生日も解説
妻の結にもう一度会いたい画眉丸の想いが物語の根幹
まずは主人公の画眉丸と妻の結の関係から。
「地獄楽」の物語の根本には、画眉丸が抱く「もう一度妻に会う」という強い想いがあります。
なんてステキなハッシュタグ!!推しは主人公の画眉丸です。
「こんなに弱くては…妻に会えん…」
このシーン思わず泣きました。 pic.twitter.com/xiG8hy6Uvj
— ふじんじジャンパー (@usakirin3) March 20, 2019
2人の関係は「恋愛」というより「夫婦愛」と言った方が適切かもしれませんね。
画眉丸は「がらんどう」と呼ばれるほど、血も涙もない空っぽな人間だと周囲からは言われてます。
一方で画眉丸は妻の結を深く愛しており、彼女を悪く言う者には激怒するなど、その存在は彼にとって欠かせないものとなっています。
物語の過程で、杠などは結の存在が幻覚ではないか?と疑いますが、物語の最後に画眉丸は結と再開することが出来ます。
その後、杠と佐切が画眉丸の元を訪れた際、夫婦は穏やかな日々を送っていました。
佐切と杠:「杠佐」の関係は百合?それとも女の友情?
そんな杠と佐切ですが、物語が進む中で少しずつ仲良くなっていきます。
この女同士の関係はファンの間でも人気で、親しみを込めて「杠佐」と呼んでる人もいる模様。
https://twitter.com/seiryou52/status/1353467744755347456
見る人によっては「百合」「カップリング」と感じるかもしれません。
18話で杠は佐切を「さぎりん」と呼んでおり、いい意味で馴れ馴れしく振る舞っています。
そんな馴れ馴れしい?杠を佐切も徐々に受け入れており、物語の最後では画眉丸夫妻のもとを一緒に訪れることに。
2人の関係を女の友情と見るか百合と見るかは、人それぞれかなーと思います。
ちなみに自分は4割くらい百合要素入ってるんじゃないかと思ってます笑
仙汰(せんた):自由奔放な杠に憧れその腕の中で最後を迎える
一方、杠の自由人らしい振る舞いに憧れてるのが、彼女の監視役である山田浅ェ門仙汰(せんた)です。
仙汰は絵を描くのが好きで、本当は絵描きになりたかったものの家のしきたりで山田浅ェ門家に入門した経緯を持つキャラ。
山田家の仕事である御試御用や人斬りが大嫌いな仙汰は、殺しの正当性を求めるため宗教学などに傾倒していきます。
※参照:【地獄楽】山田浅右衛門に女性はいたの?明治時代の動向や子孫は現在いる?
やがて植物学や外国の学問にも通じるようになり、周りからも評価され、山田家内での段位も上がっていきました。
本来の自分を内に秘め、お役目に没頭する仙汰。
そんな彼の胸の内を杠は見透かしていました。
https://twitter.com/saga_matu/status/1452648284338614280
仙汰はムーダンとの闘いの中で致命傷を負います。
その後の仙汰を描いたシーンで、仙汰は杠の絵を書いており、その姿はとても眩しいものでした。
仙汰は最後、憧れの人である杠の腕の中で息を引き取ります。
仙汰が杠に抱いていたのは「憧れ」であり、恋愛感情にまで発展したかは微妙なところですが…
優しくて温かく泣かされるシーンだったのは間違いありません。
典坐とヌルガイ:山の民の「婿」になっていた可能性
山の民サンカの末裔であるヌルガイは、出身の村が幕府に帰順しなかったため絶滅させられ、自身も死罪人となってしまいます。
そんなヌルガイに対して、「誰よりも生きるべき人間」と言ったのが監視役の典坐でした。
#地獄楽のここが推し
ヌルガイ&典坐コンビ推しです!
典坐さんの真っ直ぐな思いに本心を打ち明けるヌルガイ君のシーンがよかったです。
ヌルガイ君どうか生き残って。 pic.twitter.com/e7YUbZSdkD— シMU (@murashiba122222) June 24, 2018
そんな典坐の男気に惚れたのか、ヌルガイは「婿に来てくれ」と逆プロポーズ。
島のことで頭が精一杯だった典坐は軽くあしらいますが、朱槿(ヂュジン)が来襲し頃されてしまいます。
死の直前、典坐の頭にはヌルガイと祝言をあげる可能性がよぎっていました。
周囲には山の民と思われる人々が座っており、典坐も違和感なく馴染んでいました。
典坐とヌルガイのカップリングは2次創作では描きやすいかもしれませんね。
殊現(しゅげん):佐切や威鈴から好意を抱かれるイケメン
原作4巻の36話から登場する追加組の殊現(しゅげん)は、山田家屈指の実力者でしかもイケメン。
高いカリスマ性を持つ殊現は、佐切の初恋の人だった…
と皆に暴露したのは付知でしたね笑
佐切が山田の段位を許されたのは殊現の言伝でがあったためで、そのためか佐切は今も殊現に憧れに似た感情を抱いてるようです。
89話もお読み頂きありがとうございました!
大ゴマはバランスをとるのが大変ですが描くのは楽しいです。
罪状を丁寧に読む威鈴、読めない清丸、読まない十禾、読まずに暗唱できる殊現。罪に対するそれぞれの距離が出てる気がするコマです。 pic.twitter.com/ZahJuwmDlX— 賀来ゆうじ (@ug_kaku) March 14, 2020
一方、同じ追加組の威鈴(いすず)ですが、殊現と接する中で顔を赤らめているシーンがいくつか出てきます。
威鈴は幕府の別式(大奥の女性に武芸を教える仕事)を務めているのですが、その際にも殊現の言伝てがありました。
原作100話では、威鈴の心理描写を裸として描いてる場面も登場します。
※参照:地獄楽のエロいキャラや場面まとめ!裸シーンの意図は心理描写?
イケメンで実力があるだけでなく、家の人々の身の振りまで考えられる殊現。
周囲の女性から放っておかれない筈はないですね。
菊花(ジェファ)と桃花(タオファ)の房中術コンビの関係性
天仙側のキャラにも恋愛要素はあるのでしょうか。
天仙は雌雄同体(しゆうどうたい)なので、一般的な男女の恋愛を思い浮かべるとちょっと違うかもしれません。
ただ菊花(ジェファ)と桃花(タオファ)の房中術コンビには恋愛要素っぽいものは感じます。
※参照:地獄楽の世界観や元ネタが難しい?モデルやタイトルの意味について
菊花(ジェファ)は主に男の姿を、桃花(タオファ)は女の姿をしている。
桃花(タオファ)は幼い頃から菊花(ジェファ)に守られていた。
一方の菊花(ジェファ)は、桃花(タオファ)を守るために攻撃的な性格になった…
菊花と桃花か。え?双子やっけ???恋人やっけ???記憶無さすぎるけどイチャついてたのは覚えてる pic.twitter.com/jiegu2o58t
— さくりん(佐久)@無言フォローお迎え中 (@Saku_8426) March 11, 2023
というキャラ設定からは恋愛要素を感じますね。
※参照:【地獄楽】房中術をわかりやすく解説。天仙や亜左弔兵衛(あざちょうべえ)が行った理由とは
次代画眉丸ことシジャが主人公の画眉丸へ抱く歪んだ愛
石隠れ衆で「次代画眉丸」として選ばれたシジャが「主人公の画眉丸」へ抱く歪んだ愛情も、地獄楽の恋愛要素の1つだと言えます。
https://twitter.com/a0z9u2k9i/status/1353700459630891010
シジャ幼い頃から死線を潜り抜け、その中で五感の多くを失ってしまいます。
そんなシジャが頼りとするのは、主人公の画眉丸によって与えられた「死の予感」でした。
シジャにとっての「死」は「愛」と同様なものらしく、そこから彼は主人公の画眉丸へ執着するようになります。
ちなみにシジャの性別は男女どちらか明かされておらず、この点から色々な2次創作が作れそうですね。
蓮(リエン)の真の目的と徐福との夫婦愛
天仙のリーダーである蓮(リエン)ですが、実は恋愛要素が含まれてるキャラです。
蓮(リエン)の正体は徐福の妻です。
厳密に言えば、徐福の妻は既に樹化しており、蓮(リエン)の肉体は徐福の妻がタオで動かしている人形に過ぎません。
徐福の妻は夫を蘇らせるため、蓮(リエン)という存在を作り不老不死の研究を行っていました。
毛色は大分異なりますが、夫婦愛という意味では画眉丸と結の関係と通じるところはあるかもしれません。
蓮の正体がまさかでびっくりしたな
徐福の状態とかは予想通りだったけど、普通に生みの親として執着してるのかと思ったらまさかの形の愛だった— しゃのわーる (@ChatNoir_2413) January 2, 2023
蓮(リエン)は作中の最後に、ラスボスとして画眉丸や佐切と対峙します。
この時、画眉丸は蓮(リエン)と徐福の関係を自分と結と重ねてしまい、蓮(リエン)への攻撃に躊躇してしまいます。
そのため画眉丸と佐切は蓮(リエン)に追い詰められてしまいますが、なぜ攻撃を躊躇ったのかを尋ねられます。
結のことを思い出すと攻撃できなかったと答える画眉丸。
これを聞いた蓮(リエン)は思うことがあったのか、2人を治療して自らを消滅させていくのでした。
その後の蓮(リエン)の回想シーンでは、生前の彼女と徐福の仲睦まじい姿が描かれていました。
※参照:地獄楽の島(こたく)や住んでる化物について。蓬莱や徐福もネタバレ
画眉丸と佐切の関係に恋愛要素はある?最後は付き合うのか?
地獄楽の主人公である画眉丸と佐切。
2人の間に恋愛感情が生まれるのか、カップリング要素があるのかなど気になる方は多いと思います。
画眉丸と佐切の関係ですが、最後付き合ったりする展開はありません。
また互いに恋愛感情を抱く展開もありません。
#地獄楽のここが推し
画眉丸佐切の関係が好きです画眉丸が妻を愛していることを気付かせる佐切。
妻への愛ゆえに自分が弱くなったと言う画眉丸にそれは強さだと教える佐切。
二人の間に恋愛感情はなく、それでも佐切が圧倒的にヒロインであるこの関係
なかなか無いタイプの男女コンビだと思うのです pic.twitter.com/kf1g8NHAda— ベン@パルデアの姿 (@ben_1225) June 24, 2018
上で解説した通り、物語の最後に画眉丸は妻の結と再開。
そこに佐切と杠が遊びに行く姿が描かれ、「地獄楽」は完結します。
物語を通して画眉丸は佐切を含め、他の女を気にする様子は見られません。
杠が色仕掛けをしていた際は、結構嫌がってますからね。
一方の佐切ですが、画眉丸に対して当初は処刑人である「浅ェ門」として接します。
しかし物語が進む中で、佐切は画眉丸の結への想いを理解し、その過程を見届けたいと強く思うようになります。
佐切の画眉丸への思い入れは、士遠からは「惚れてる?」と思われたり、シジャからも疑問に思われていました。
ただ結果として、佐切の画眉丸への思い入れは恋愛感情に発展することはありませんでした。
まとめ
地獄楽の恋愛要素やカップリング、画眉丸と佐切が最後付き合うのかについてご紹介しました。
画眉丸と結は元の平穏な日々を取り戻すことができた一方、他キャラは片方が死亡してしまい、恋愛関係に発展することはありませんでした。
画眉丸と佐切が付き合う展開を考えた方も少なくないと思いますが、結がいる限りはなさそうですね。
佐切と杠のカップリングや百合展開も、ファンの間では人気あり二次創作にすると面白そうですが…
生き残ったキャラの後日談、あったら見てみたいですね。
アニメで人気の地獄楽ですが、原作漫画は13巻で完結しています!
アニメでは描ききれない、天仙や石隠れ衆との戦い、追加組として登場する殊現や十禾の活躍など、ファンであれば押さえておきたい場面がたくさん描かれています!
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地獄楽の漫画を安く読む方法は?全巻の価格や最安値で買う方法についても
↑の記事では「地獄楽」全巻を最安値で読める方法を解説してますので、興味があれば見てみてください。