地獄楽に登場する山田浅ェ門士遠(しおん)。
過去の2回の人気投票では1位、2位を獲得した読者人気の高いキャラでもあります。
その魅力は何と言ってもかっこいいところ。
この記事では士遠のかっこよさを7つ解説すると共に、ヌルガイとの関係や最後死亡するのかについても触れてみました。
目次
地獄楽の士遠(しおん)がかっこいい!
まずは山田浅ェ門士遠(しおん)がかっこいい理由を7つピックアップしてみました。
弟弟子である典坐(てんざ)や、彼から受け継いだヌルガイとの関係についても交えてご紹介します。
女性の色気に惑わされない
士遠(しおん)のかっこいい所として、女性の色香に惑わされない点が挙げられます。
士遠は「人食い花魁」ことあか絹の監視役を務めますが、それは他の浅ェ門が彼女の監視役になり、籠絡されるのを憂慮した為でした。
その後、士遠はあか絹と共に島に上陸しますが、ここであか絹は士遠を誘惑し、彼を食べてしまおうと試みます。
※参照:地獄楽の島(こたく)や住んでる化物について。蓬莱や徐福もネタバレ
https://twitter.com/truesmpt/status/1649017725765947396
しかし、士遠はあか絹の誘惑に惑わされることなく、「罪人が規則違反を犯したら即処刑」という決まりに従い、あか絹を処刑するのでした。
士遠の自分に対する厳しさ、そして女性に惑わされない強さが現れたシーンだと言えるでしょう。
厳しさと優しさを兼ね揃えた人間性
あか絹の処刑に見られるように自他共に厳しい士遠(しおん)。
一方で、典坐やヌルガイには優しい一面を見せており、彼らからも「先生」と呼ばれ慕われるなど、そのギャップがかっこいいとも言えます。
士遠の本格的な初登場シーンは、彼の弟弟子の典坐(てんざ)とヌルガイが、天仙の1人である朱槿(ジュジン)に襲われた時のこと。
危機に瀕した2人の前に士遠が現れ、刀を投げ朱槿の首を切り落とし、その場から逃げることに成功します。
その後、士遠は典坐になぜ死罪人であるヌルガイを庇っているのか、返答次第ではただではおかないと典坐に問い質します。
士遠の問いに対して典坐はヌルガイが死ぬのはおかしい、ヌルガイが自由に生きられ世界に可能性を感じてると士遠に告げ、かつて士遠が無頼者だった自分を拾ってくれたことを話し、士遠の優しさに訴えかけます。
典坐の言葉にも一理あると思った士遠は、それ以上問い質さず、ヌルガイへ危害を加えることもありませんでした。
そんな士遠に対し、典坐はヌルガイに士遠はいい人だと説明します。
一見厳しそうに見える士遠ですが、優しさを兼ね揃えた人であると分かる名場面だと言えるでしょう。
程よくお洒落な裝束(ファッション)
原作初期に登場したコーナー「地獄楽裝束指南(ファッションチェック)」では、地獄楽に登場するキャラクターの身なりについて色々なコメントを見ることができます。
https://twitter.com/S0urah/status/1337712454604705794
士遠の身なりも19話で取り上げられており、ここで士遠は「お洒落老中」という、3つ星のランクを与えられています。
士遠の身なりはシンプルで派手さはないですが、彼のキャラクターに合ってるからOKとのこと。
そして、「似合う範囲内での最大飛距離もお洒落の本質」だとし、士遠のファッションがベタ褒めされています。
確かに士遠の身なりは無理がなく、いい意味でシンプルであり、そこに彼のかっこよさがあるのかもしれませんね。
強くて頼りになる所
「強い」これも士遠(しおん)のかっこいい理由の1つでしょう。
地獄楽 士遠殿かっこよすぎる
盲目の人ってなんでこんなに強いの pic.twitter.com/Jbj155Jewx— しゅんころ (@Ex24Shunsuke) July 31, 2022
まず、典坐やヌルガイと共に朱槿に再度襲われた際は、首に傷を負いながらも音と匂いを頼りにヌルガイを連れて逃げるのに成功。
その強さを伺わせています。
士遠の強さが目立ったのは牡丹(ムーダン)戦。
佐切、杠、仙汰の3人がピンチの中、士遠はヌルガイと共に加勢。
花化されそうになりながらも自身の身体を傷つけこれを克服し、亡くなった典坐を思いながら牡丹にとどめを刺すその姿に、強さとかっこよさを感じた読者の方は多かったのではないでしょうか。
他にも、山田家内では典坐の「先生」として彼の面倒を見ていたり、上陸後は死罪人・浅ェ門たちをまとめるリーダー的な役割を果たすなど、頼りがいのある部分も多々見せています。
タオについても後述する過去におり早々に把握しており、他のキャラにとって士遠は何かと頼りになる存在だったのでしょうね。
※参照:地獄楽のキャラクターを一覧でまとめ!登場人物の年齢や身長誕生日も解説
死亡した典坐の意思を継いでヌルガイの先生となった
志半ばで死亡した弟弟子・典坐の意思を継いでヌルガイを守り「先生」として育てた点は、士遠(しおん)のかっこよさが最も現れた点ではないでしょうか。
一度は朱槿の前から逃げれた士遠たちでしたが、3人の前に朱槿が再度現れ、ここで典坐は死亡してしまいます。
典坐は死亡する前、士遠にヌルガイを連れて逃げてと目で語りかけ、士遠は悲しみながらこれを承諾します。
その後は「先生」としてヌルガイを鍛え、また一緒に島の化物を倒し、その体を通して様々なことを調べていた模様。
ヌルガイも士遠の気持ちに答え、タオの特性を生かし抱きつくことで士遠の傷を癒したり、その剣技に磨きをかけていきます。
原作101話まで、ヌルガイは士遠に守られる立場でしたが、この回では巨大な花となった朱槿が再登場。
この時ヌルガイは、士遠の前に立って戦えるほどの強さを身に付けるのでした。
盲目のハンデや悲惨な過去を克服してる
士遠(しおん)と言えば盲目、目が見えないハンデを抱えたキャラでもあります。
https://twitter.com/ao222h3/status/1645059032233963520
ただ、本人は波(タオ)で世界を感じており、そのハンデを完全に克服し切っていた模様。
現在も匂いや音を頼りに闘ったり日常生活を送ったりしてるようです。
また過去に母親と旅芸人をしていたのですが、見世物として目の辺りに傷を付けられた経緯もあります。
こうした悲惨な過去を持ちながら、それを感じさせず一人の剣士として、皆をまとめるリーダーとしてそしてヌルガイの先生として振る舞う士遠。
これをかっこいいと言わずとして何と言うのか、という感じですよね。
自身の社会的地位を捨ててまで信念を貫く所
士遠(しおん)の筋を通す生き方がかっこいいと思われた方も少なくないと思います。
原作101話で、士遠が追加組である山田浅ェ門清丸にヌルガイを庇う経緯を告げるシーンがあります。
そこで士遠は、今後はヌルガイを連れて安住の地を探す旅に出るので、山田家の敷居を二度と跨がないと述べます。
なぜ死罪人を庇うのかと、かつての士遠が典坐い問うていたのと同じ質問を、今度は士遠が問われる側になった時の答えでした。
※参照:【地獄楽】山田浅右衛門に女性はいたの?明治時代の動向や子孫は現在いる?
作中における山田家は、死刑執行人という世間体は必ずしも良くない職業に従事してるとはいえ、幕府に仕えるそれなりの家柄であったのは事実。
こうした地位を捨て、自身の生き方を貫いた士遠はかっこいいですよね。
地獄楽の士遠(しおん)は最後死亡するのか?
そんな士遠(しおん)ですが、最後はどうなったのでしょうか。
ヌルガイも含め、死亡したのか等、気になりますよね。
以下、士遠の最後についてネタバレ含んだ解説します。
結末の詳細を知りたくない方は上に戻ってください!
ヌルガイと最後まで生き残り安住の地を探す
士遠(しおん)は最後まで死亡せず生存したキャラの1人です。
ただ、清丸に告げた通りヌルガイを連れ、安住の地を探す決意は変わりませんでした。
そのため、士遠とヌルガイは帰り道の船の途中で降り、一行と別れます。
清丸に告げた通り、本土に戻り山田家の敷居を潜ることはありませんでした。
偽名を使い「子連れ座頭」として活躍
本土に戻った士遠(しおん)のその後ですが、ヌルガイと共に「子連れ座頭」として日本各地を回ったようです。
2人は行く先々でトラブルに巻き込まれながら丸く収めし、名前も言わずに去っていく…というスタイルで人々の間で話題になっていたようです。
名前を名乗らなかったのは、ヌルガイが死罪人という立場から許された訳ではないからですね。
そのため2人は偽名を使っていたようで、公式ファンブックには士遠は「久遠(くおん)」、ヌルガイは「コト」と名乗っていたことが後日談として記されています。
まとめ
地獄楽の山田浅ェ門士遠(しおん)がかっこいい理由やヌルガイとの関係、最後死亡したのかについて解説しました。
・強さと優しさを兼ね揃え
・女性の色気にも惑わされず
・盲目のハンデを克服し
・典坐の意思を継ぎヌルガイを守り育て
・信念のため地位を捨てることも厭わず
・最後まで死亡せず生き延びた
士遠の生き様は本当にかっこいいですよね。
そんな士遠ですが、駄洒落を言うユーモラスな一面も兼ね揃えており、かっこよさとのギャップもまた最高。
人気ランキング上位独占も当然だなと改めて感じますね。
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