スパイファミリーの新型自白剤ゲロリマスとは?プロジェクトアップルや国家保安局(SSS)との関係も考察

スパイファミリー(SPY×FAMILY)7巻40話で登場する新型自白剤「ゲロリマス」。

開発したボルン社はプロジェクトアップルとの関与が噂されており、作品の伏線にも関わってきそうです。

また、自白といえばユーリが所属する国家保安局(SSS)が西国のスパイに尋問していたシーンが思い浮かびます。

これらの点を踏まえ、ボルン社が開発中の新型自白剤「ゲロリマス」について考察してみました。

スパイファミリー:新型自白剤「ゲロリマス」とは?

ゲロリマス」とは、ボルン社という企業が開発を進める新型の自白剤で、原作7巻40話に登場します。

この回では、シルヴィアから「ゲロリマス」のサンプルを奪取するミッションを与えられたロイドが描かれます。

まずはロイドの活躍について見ていきましょう。

ゲロリマスが登場するのは何巻?

今回のゲロリマスのサンプル奪取のミッションは、ロイドいわく「無茶なオーダー」だったようです。

事前に調べ物をする余裕もなく、そのため変装もできず、強引にボルン社のオフィスに潜入せざるを得なくなります。

ロイドが調べ物をする時間がなかったからか、ボルン社やゲロリマスの詳細については22年9月現在明らかになっていません。

ボルン社のオフィスにの前に到着したロイド。

そこへボンドが急に現れ、人のいないルートを案内してくれるように。

実検体にされた過去の仲間の仇を討つためにボンドが現れたと思ったロイドは、ボンドの道案内に頼り研究室まで忍び込みます。

研究室に入った後も、ボンドの活躍でゲロリマスのサンプルを難なく奪取しすることに成功しました。

全体的にボンドが活躍した回でしたね。

ボンドに道案内をしてもらった歳、ロイドはボルン社がプロジェクトアップルに関わっていた噂があった事を喋ります。

また、ゲロリマスが「新型」の自白剤である点を踏まえると、ボルン社は複数の自白剤を開発していたのかもしれませんね。

ロイドはボンドが、実検体にされた過去の仲間の仇を討つために来てくれたと思ったようです。

ボンドがゲロリマスのサンプル奪取に関わった背景

では、ボンドが突然現れた本当の理由は何だったのでしょうか。

それはロイドのご飯が食べたくて家に帰ってきて欲しかったからです。

実はこの回の冒頭で、ボンドの予知能力が発動していました。

結果は…

画面一体の黒

ただの停電なのか、アーニャとかくれんぼをしていたのか、ヨルに目隠しをされたのか…

かつていた実験場の研究員に見つかって殺されてしまうのか…

ボンドの悪い妄想はとまりません。

しまいにはヨルが作ったご飯が原因で死んでしまう…と考えるように。

ヨルのご飯を食べないでおこう、とも思ったボンドですが、そうするとヨルに殺されてしまうんじゃないか…

そう思ったボンドは、だったらロイドに早く帰ってきてもらおう!と考えます。

そしてフォージャー家を飛び出し、匂いをもとにロイドを探し、ついにボルン社のオフィスにまで辿り着きます・

ボンドの匂い探知力が凄すぎる回でもありましたね…

※参照:【スパイファミリー】ボンドの過去や正体とは?能力や死亡する可能性も考察してみた

新型自白剤「ゲロリマス」について考察

ここからは、新型自白剤「ゲロリマス」について考察していきたいと思います。

自白剤って何?

ゲロリマスは「新型自白剤」と説明されてますが、そもそも「自白剤」とは何なのでしょうか。

自白剤とは諜報機関(スパイ組織)や警察が使っていたとされる薬物で、投与した人が抱えていた秘密を暴露する効果があると言われています。

第一次世界大戦の頃(1914年〜)から開発が始まり、冷戦時代(1945年〜)には研究が盛んに行われたようです。

また、自白剤の開発にあたって人体実験は欠かせないと言えます。

第二次世界大戦(1939〜45年)のナチスドイツ政権では、「メスカリン」という自白剤を通して人体実験を行っていたと言われています。

メスカリンを開発したのはアウグスト・ヒルトという人物で、ナチスの親衛隊(SS)に所属していました。

親衛隊(SS)はユダヤ人の虐殺や収容所の監督を行った組織であり、その中でヒルトはメスカリンを収容所の囚人に投与していたと言われてます。

プロジェクトアップルの関係について考察

話を作中で登場する「ゲロリマス」に戻します。

ゲロリマスの開発元であるボルン社は、ロイドによってプロジェクトアップルとの関わりがあるのではないかと述べられています。

プロジェクトアップルはかつて東国の旧政権下で行われた、IQの高い動物を人為的に生み出す研究。

かつてのボンドも実験対象とされており、電気ショックを与えられたりする等の酷い扱いを受ける一方、未来予知という特殊能力を持つようにもなりました。

また、プロジェクトアップルの研究員と似た人物はアーニャの回想シーンにも登場しています。

アーニャには人の心を読むという特殊能力がありますが、この能力もプロジェクトアップルの人体実験と関係しているのかもしれません。

物語が進み、プロジェクトアップルの詳細が明らかになる過程で、ゲロリマスの詳細も明かされるかもしれませんね。

※参照:スパイファミリーのプロジェクトアップルとは?アーニャとの関係や研究員について解説

国家保安局(SSS)の関係について考察

ゲロリマスが開発された背景には、もしかしたらユーリが所属する国家保安局(SSS)が関係しているかもしれません。

ユーリが本格的に登場する原作2巻11話には、SSSが西側のスパイを捕らえ、尋問するシーンが描かれています。

アニメ1期では、ユーリがタバコの灰皿を通してスパイの自白を促そうとするシーンが印象的でしたね…。

こうした厳しい拷問によって秘密を喋ってしまうスパイがいる一方、決して口を割らない人も一定数はいると思われます。

ゲロリマスが開発された背景には、こうしたSSSが活動する上での事情もありそうですね。

また、作中の国家保安局(SSS)は、既に触れたナチスドイツの親衛隊(SS)がモデルになっているとも言われています。

ナチスドイツと言えば、総統のヒトラーが作中の国家統一党の総裁・ドノバンデズモンドのモデルではないかとも言われています。

ドノバンや国家統一党がゲロリマスの開発に関与していた…という展開になり得る可能性もありそうですね。

※参照:スパイファミリーの出来事を年表で解説!時系列で話の流れまとめ!

まとめ

スパイファミリー(SPY×FAMILY)で登場する新型自白剤「ゲロリマス」について考察してみました。

まとめると、以下のようになります。

ゲロリマスは、ボルン社という企業が開発した新型の自白剤。
ボルン社はプロジェクトアップルへの関与が噂されている。
・ボンドの予知能力やアーニャの人の心を読む力は、プロジェクトアップルの実験と関係があるかも。
ナチスドイツの親衛隊(SS)は自白剤「メスカリン」を囚人に投与していた。
ユーリが所属する国家保安局(SSS)と、ゲロリマスが関係する可能性もある。

ゲロリマスや開発元のボルン社については現在わかっている事はこれ位です。

ストーリーの展開によっては、ゲロリマスやボルン社が物語の伏線に大きく関わってくるかもしれませんね。

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