【後宮の烏】夏高峻の妃はどんな人?鴦妃・鵲妃・鶴妃・燕夫人のキャラクターも紹介

後宮の烏に登場する夏高峻(かこうしゅん)には、鴦妃(おうひ)・鵲妃(じゃくひ)・鶴妃(かくひ)・燕夫人(えんふじん)という妃がいます。

この4つの妃はランク付けできるのですが、一体どのような階級になっているのでしょうか。

今回は夏高峻の妃にあたる女性キャラクターを解説しつつ、あわせて後宮の階級についても解説してみました。

夏高峻の妃はどんな人?ランクや階級についても解説

後宮の烏に登場する妃といえば烏妃ですが、作中には烏妃以外にも鴦妃(おうひ)、鵲妃(じゃくひ)、鶴妃(かくひ)、燕夫人(えんふじん)といった妃の階級が登場します。

烏妃は皇帝の夜伽をしない(≒性的関係を持たない)特別な妃である一方、これら4つの妃は皇帝の妻として、その子供を産むことも周囲から期待されていると言えます。

※参照:【後宮の烏】烏妃(うひ)とは?実在したのかや元ネタも考察

また、この4つの妃は鴦妃→鵲妃→鶴妃→燕夫人の順にランクが上となっています。

あるランクの妃が亡くなった場合、下の位にある妃のランクが上がる場合もあるようです。

本来であれば鴦妃の上には皇后がいるのですが、皇帝である夏高峻には皇后がいないため、作中では鴦妃が一番上となっていますね。

そして、以下の女性がそれぞれの階級の妃となっています。

・鴦妃:花娘(かじょう)
・鵲妃:恵瑤(けいよう)
・鶴妃:晩霞(ばんか)
・燕夫人:黄英(こうえい)

それぞれの階級の詳細や、妃のキャラクターについて詳しく見ていきましょう。

鴦妃の雲花娘(うんかじょう):夏高峻とは姉と弟のような間柄

まずは鴦妃(おうひ)で、この4つの中では一番ランクが上です。

鴦妃は後宮にある鴛鴦宮(えんおうきゅう)という建物に住んでいます。

今の鴦妃は雲花娘(うんかじょう)で、作中では名前の花娘(かじょう)と呼ばれる事が多いですね。

アニメでは優の上田麗奈さんが演じられる事が決まっています。

花娘は夏高峻にとっては姉のような存在で、作中を通して2人の間に子供が産まれる事はありません。

花娘の父親は雲永徳(うんえいとく)という人物で、夏高峻の皇帝即位時に一番貢献した人物として描かれます。

※参照:後宮の烏の夏高峻(かこうしゅん)が皇帝になった背景は?母親毒殺の経緯や皇太后のモデルも考察

雲永徳は名門貴族の当主でもあり、娘と夏高峻の間に子供ができないかと気にしています。
一方の夏高峻は雲永徳の力が強くなりすぎるのを警戒しているようです。

そんな父親の思惑を知ってか知らないでか、花娘にはかつて欧玄有(おうげんゆう)という恋人がいたようで、夏高峻もその旨は承知しているようです。

この2人の関係は「皇帝と妃」というより、「姉と弟」という方が合っているようですね。

鵲妃の琴恵瑤(きんけいよう):兄に会うため封宵月を頼る

続いてNo.2の階級である鵲妃(じゃくひ)を見ていきましょう。

鵲妃は後宮内の鵲巣宮(じゃくそうきゅう)という建物に住んでいます。

作中では琴恵瑤(きんけいよう)という女性が鵲妃として登場しますが、兄を亡くして心を病んでいる様子が描かれます。

彼女の実家である琴(きん)家もなかなかの有力者らしく、上で解説した花娘の実家である雲(うん)家の力を強くさせないために重要な役割を果たしているようです。

夏高峻は本心としては恵瑤(けいよう)を実家に帰して休ませてあげたいようですが、こうした派閥争いがある手前、彼女を実家に返すのはなかなか難しいようです。

原作2巻の「想夫香」では、恵瑤が兄に会いたいあまり寿雪に頼み事をするシーンが描かれます。
それは兄の魂をこの世に蘇らせて欲しいというものですが、寿雪はこれを断ります。

絶望した恵瑤は、封宵月(ほうしょうげつ)という身の回りの者に同じ事を依頼します。
すると宵月は泥人形を作り、その人形によって恵瑤は食い殺されてしまう…という展開が描かれています。

※参照:【後宮の烏】封宵月(ほうしょうげつ)の正体とは?薛魚泳や封一行についても解説

一読した時はかなり不気味だな…と感じましたが、よく読んでみると恵瑤の寂しさが伝わる、物悲しいシーンでしたね…

鶴妃の晩霞(ばんか):夏高峻の子供を懐妊する

ランク3つ目の鶴妃(かくひ)についても解説します。

鶴妃は泊鶴宮(しゅくかくきゅう)という建物に住んでおり、夏高峻の母親である謝氏(しゃし)も生前は鶴妃の位にありました。

今の鶴妃は晩霞(ばんか)という女性です。

晩霞は寿雪と年齢がかなり近いようで、後に友達となります。

夏高峻との関係も良好なようで、原作5巻では懐妊した事が明かされています。

この子供は後に鴦妃である「花娘の養子」という形で皇太子となります。

花娘やその実家の影響力が伺えるエピソードでもありますね…。

そんな晩霞の父親は朝陽(ちょうよう)という人物です。

朝陽は大商人であり、晩霞への仕送りもよく行っているようです。

そのため泊鶴宮の宮女はそのおこぼれに預かる事も多いのだとか。

また、朝陽は作品の舞台である霄(しょう)の国の南部で力を持つ「沙那賣(さなめ)」という豪族のトップでもあります。

※参照:後宮の烏の舞台・霄(しょう)の国のモデルは中国の唐王朝?時代背景や歴史を解説

沙那賣は霄の国の北東にある島国・卡卡密(かかみ)から渡ってきた一族でした。

日本の歴史に例えると「渡来人」のような存在でしょうか。

そんな朝陽の行動原理は「一族の繁栄」であり、現在は夏高峻に従ってはいるものの、何かあれば牙をむく可能性のある人物として描かれています。

実は晩霞は朝陽が後宮に送り込んだスパイで、この2人は物語後半のキーパーソンとなってきます。

燕夫人の昌黄英(しょうこうえい):後に鵲妃にランクアップ

燕夫人(えんふじん)は鴦妃や鵲妃、鶴妃とは異なり「妃」の階級ではありません。

ただ、飛燕宮(ひえんきゅう)という建物に住んでいる「ちょっと特殊な位」として作中では描かれます。

飛燕宮といえば、宦官の衣斯哈(いしは)が務めている宮殿でもありますね。

※参照:後宮の烏に登場する衣斯哈(いしは)はどんなキャラ?モデルになった同名の宦官がいる?

さて、現在の燕夫人ですが、昌黄英(しょうこうえい)という女性です。

作中では名前の黄英(こうえい)と呼ばれる事が多いですね。

アニメでは声優の石見舞菜香さんが演じられてます。

黄英は「深窓の令嬢」として育ったらしく、世間知らずな所がある様子。

年齢は夏高峻よりも上のようですが、年のわりに言葉遣いやしぐさが幼いようで、幽鬼など怖いものは非常に苦手なようです。

そんな黄英の実家は名門貴族の昌(しょう)家

ただ昌家の当主は野心があまりないようで、夏高峻にとっては扱いやすそうな気がしますね。

後に黄英は夏高峻の子供を身籠りますが、そのタイミングは鶴妃である晩霞が懐妊した時期と同時期でした。

この同時懐妊について、寿雪に仕える宦官の淡海(たんかい)は「政治上とても都合がいい」と述べています。

晩霞の父親である朝陽の勢力伸長を警戒してるのでしょうね。

※参照:【後宮の烏】淡海(たんかい)とは?温螢との関係や過去、勒房子について解説!

懐妊したことで、黄英は恵瑤が亡くなって空位となった鵲妃にランクアップする事になります。

しかし、恵瑤が亡くなった背景を知っていた黄英は悲惨な事件があった鵲巣宮に住むのは怖い…とコメント。

ホラーや迷信に強い抵抗を持つ黄英ですが、しきたりの関係で鵲巣宮に移らなくてはいけない…という展開が描かれます。

まとめ

後宮の烏に登場する夏高峻の妃のキャラクターや、それぞれの階級について解説しました。

まとめると、以下のようになります。

鴦妃の雲花娘(うんかじょう)は、高峻とは姉と弟のような関係。
鵲妃の琴恵瑤(きんけいよう)は、兄を亡くして心を病んでいる。
鶴妃の晩霞(ばんか)は、後に皇太子となる高峻の子供を懐妊した。
燕夫人の昌黄英(しょうこうえい)は、年齢の割に子供っぽいところがある。

このうち花娘(かじょう)と琴恵瑤(きんけいよう)、昌黄英(しょうこうえい)はアニメでも登場しましたね。

一方の晩霞(ばんか)は夏高峻の子供を産む重要な立ち位置なだけに、アニメ2期が放送される場合は主要キャラクターになりそうです。

ぜひ続編も放送して欲しいですね!

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