ハイカード(HIGH CARD)に登場するエクスプレイングカード。
ピノクルやフーズフー、クロンダイクファミリーが必死になって集めてますが、一体どのようなカードなのでしょうか。
設定や能力、使用方法などなど気になる点が多いですよね。
この記事ではエクスプレイングカードの概要について、プレーヤーやグローブ、エクスハンドの設定も踏まえわかりやすく解説します!
目次
エクスプレイングカードとは?
ハイカード(HIGH CARD)に登場するエクスプレイングカードの設定について、ピノクル社などの組織がカード回収を行ってる理由も交えご紹介します。
トランプの起源ともされる異能力を使えるカード
ハイカード(HIGH CARD)の作中において、エクスプレイングカードは物語のカギを握るアイテムとして描かれています。
このカードを保有してる人(作中では「プレーヤー」と呼ばれています)は、カードに応じた異能力を使用できます。
エクスプレイングカードは計52種類あるのですが、この「52」という数は(ジョーカーを除いた)トランプのカードの数とも一致しています。
このためエクスプレイングカードはトランプの起源とも言われてるようですね。
また、このカードは物語の舞台であるフォーランド王国でかつて活躍した騎士に由来するとも言われています。
王国の首都・シールドのサンガルガノ広場には、かつてこの国を敵国から守った騎士サンガルガノの銅像が立てられており、何かしら繋がりがあるのかもしれません。
れおえん(@reoenl)によるコンセプトアートを公開!
本作の主な舞台となるスパーダの名所を紹介します👀
サンガルガノ広場
フォーランド宮殿(ビッグスート)#highcard #ハイカード pic.twitter.com/KbFcNcKPzj— HIGH CARD【TVアニメ放送中】 (@highcard_pj) July 14, 2021
悪事に使われる事態を防ぐためピノクルが回収を進める
ハイカード(HIGH CARD)の作中では、このエクスプレイングカードがある時期に国内に四散した、という設定になっています。
エクスプレイングカードは異能力が使えるため、作中で欲しがる人はたくさんいるようです。
中にはカードの能力を使用して悪事を働く者も少なくありません。
なのでフォーランド王国としては、悪用を防ぐためにもカードを回収したいと考えています。
そこで国内を代表する自動車メーカーであり、かつ国王直属のスパイ組織でもある「ピノクル」のCEOセオドールに、エクスプレイングカードの回収を依頼することにしました。
依頼を受けたセオドールはカードの能力を使える「プレーヤー」を集めた「ハイカード」という組織を作ります。
「ハイカード」のメンバーは表向きはピノクル社の直営店・オールドメイド支店で働く一方、裏で「カードの回収」という任務も並行して行っています。
※参照:ハイカード(HIGH CARD)ピノクルの元ネタを考察。セオドールやオールドメイド支店についても
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フィンたちが勤めるピノクル・オールドメイド店🚘
店舗からもクラシック×モダンな雰囲気が醸し出されています✨#highcard #ハイカード pic.twitter.com/Cmx6HSCvbs
— HIGH CARD/ハイカード【TVアニメ放送中】 (@highcard_pj) July 28, 2021
この任務はピノクル社内でも表向きにはされてないようで、社内でエクスプレイングカードの存在を把握してる者はそこまで多くないようです。
セオドール直属の秘書オーウェン・オールデイズは把握してるようですが…
フーズフーとクロンダイクファミリーも狙っている
ハイカード(HIGH CARD)の作中では、ピノクル社以外にもカードの回収を行おうとする組織が2つ登場します。
本日から敵対組織を紹介します✨
ピノクルのライバル会社《フーズフー》🚘
フォーランド王国最大マフィア《クロンダイクファミリー》🪢
この三組織でカード争奪戦を繰り広げます💥#highcard #ハイカード pic.twitter.com/XTz22ireJ9
— HIGH CARD【2023年1月9日放送開始!】 (@highcard_pj) September 29, 2021
1つ目はピノクル社の競合である新興自動車メーカー・フーズフー社。現在カードを2枚保有しています。
もう1つはフォーランド王国の裏社会を牛耳るマフィア組織・クロンダイクファミリー。
カードの保有数は不明ですが、複数の「プレーヤー」を抱えている模様です。
この2組織がエクスプレイングカードを集めている詳細はアニメ放送前の時点では明かされていません。
ただ、フーズフー社CEOノーマンと、ファミリーのボスであるバンは、過去にピノクルCEOセオドールと「因縁」があったと言われています。
この3人の年齢はいずれも50歳。
またセオドールとノーマンは幼馴染でもあり、彼らの過去に「因縁」を解くカギがあるものと思われます。
※参照:ハイカード(HIGH CARD)キャラクター一覧まとめ!年齢や身長誕生日などプロフィールを紹介
エクスプレイングカードの一覧をまとめてみた
これまでアニメ本編や漫画「ハイカード ノーマーシー」で登場したエクスプレイングカードの一覧を、表にしてまとめてみました。
カード名 | スート | 数 | 能力 | 所持者 |
ラヴ&ピース | スペード | A | ラブアンドピース(ラブピ)が出現 | ウェンディ・サトー |
ネオニューナンブ | スペード | 2 | リボルバー式の銃を出現 | フィン・オールドマン |
ブレインバスター | スペード | 5 | 巨大なハンマーを出現させる | ジェード・イングラム |
ジャグリンガン | スペード | 6 | 最大6丁の拳銃を出現させる | カイ・ウォーレス |
ロッキンロック | ハート | 3 | 身体の質量を増やし硬くする | ロバート・T・サウザンド |
エージェントS | ハート | 4 | 5人に分裂する。 | ジョン・ドゥ |
カロリーズハイ | ハート | 5 | 自身のカロリーを消費して怪我を治す | クリス・レッドグレイヴ |
スカイダンサー | ハート | J | 体や対象物を浮かせ移動させる | ジェイソン・ダルトリー |
ダイナミックキネシス | ダイヤ | A | 対象物を念力で動かす | ニャット・チ・グエン |
マーブルランブル | ダイヤ | 3 | 触れたものをビー玉に変化させる | ボビー・ボール |
ネバーノーダラーズ | ダイヤ | 7 | 周囲の現金を等価なものに換える | レオ・コンスタンティン・ピノクル |
? | ダイヤ | 9 | ? | パーシー・パーカー |
アンラッキーポーキー | ダイヤ | 10 | 不運を跳ね除け幸運に恵まれる。 | ラッキー・ランチマン |
メタリカルパレード | クローバー | 2 | 触れた金属を再生成する | ジャスパー・リベラ |
グリーングリーン | クローバー | 3 | 周囲の植物の力を操る | ヴィジャイ・クマール・シン |
ウインドウインド | クローバー | 4 | 周囲の風を操る | エアーマン |
ジーラウンド | クローバー | 5 | 岩石や土砂を操る | アレクサンダー・アレクソン |
リーサルスコヴィル | クローバー | 7 | 炎を発火させ操る | ニックス |
カミングホーム | クローバー | J | 物体を自分の元へ引き寄せる | アーヤ・タワワ |
今後52通りのカードが揃うするはずなので、新しいカードが出たら随時更新していきます。
ちなみに「ジョーカー」に相当するエクスプレイングカードは現時点では得意に存在しない模様ですが、今後登場するかも気になりますね。
エクスプレイングカードの4つの能力とは?
ここからは、ハイカード(HIGH CARD)に登場するエクスプレイングカードの能力について深堀りしてご紹介します。
エクスプレイングカードの能力は、大きく4種類あります。
この4つはトランプのスペード、ダイヤ、クローバー、ハートにに対応しています。
それぞれについて以下で詳しく見ていきましょう。
スペード:武器を出現させる
スペードのエクスプレイングカードには武器を出現させる能力があります。
「ハイカード」メンバーではフィンとウェンディがスペードのカードを保有しています。
フィンの♠2《ネオニューナンブ》はリボルバー式の銃を、ウェンディの♠A《ラヴ&ピース》は「ラヴ&ピース」という自我を持った妖刀を出現させる力を持っています。
またカイ・ウォーレスというキャラは♠︎6 ジャグリンガンを保有。
最大で6丁の拳銃を出現させ、様々な使い方が出来るようです。
※参照:フィン・オールドマンとは?カードの能力やハイカードでの役割について
※参照:ウェンディ・サトーとは?ラブピ(ラブアンドピース)や父親についても
https://twitter.com/highcard_pj/status/1559117697190924295
ハート:自身の肉体を変化させる
ハートのエクスプレイングカードには自身の肉体を変化させる能力があります。
「ハイカード」メンバーではクリスが保有。「❤︎5カロリーズハイ」は自身のカロリーを消費することで怪我を治せる力があります。
一方で消費カロリーの量も凄まじく、常に高カロリーなものを摂取する必要があります。クリスが甘党なのはこのカードの事情もあるのでしょうね。
他には、2話で登場したロバート・T・サウザンドが身体を硬直化する「♥︎3ロッキンロック」を、作中未登場のジェイソン・ダルトリーというキャラは自身の体を浮遊させ移動したり、対象物を浮かせる「♥︎J スカイダンサー」を保有しています。
※参照:クリス・レッドグレイヴとは?カードの能力やハイカードでの役割について
https://twitter.com/highcard_pj/status/1616374978340950017
ダイア:独自の性質を持った能力を使える
ダイアのエクスプレイングカードには「独自の性質」を持った能力を使用できます。
作中ではレオが♦7《ネバーノーダラーズ》を保有。周囲にある現金を等価のものに換えられる力を持っています。
「ノーマーシー」では、ガトリングガンを出現させる場面も描かれていました。
「ノーマーシー」の主人公パーシー・パーカーも、♦9のカードを保有しています。
またクロンダイクファミリーのボビー・ボールが♦︎3マーブルランブルを、アニメ1話でボビーに頃されたラッキー・ランチマンが♦︎10アンラッキーポーキーをそれぞれ保有しています。
※参照:レオ・コンスタンティン・ピノクルとは?カードの能力やハイカードでの役割について
https://twitter.com/highcard_pj/status/1552233081360117763
クローバー:自然の力を操る
クローバーのエクスプレイングカードには自然の力を操れる能力があります。
作中ではヴィジャイの♣3《グリーングリーン》が該当。周囲の植物を操る力があります。
また、漫画「HIGH CARD -♢9 No Mercy(ノーマーシー)」に登場するフリーの殺し屋・エアーマンも♣4ウインドウインドというカードを保有しています。
このカードには風を操る力があり、作中では台風を起こしたり風で相手を切り裂いたり、風の力で空中浮遊するシーンが描かれていました。
※参照:ヴィジャイ・クマール・シンとは?カードの能力やハイカードでの役割について
https://twitter.com/highcard_pj/status/1552233584618049540
プレーヤー:エクスプレイングカードに選ばれ能力を使用する者
こうしたエクスプレイングカードに選ばれ、その力を利用する者はプレーヤーと呼ばれています。
《エクスプレイングカード》の使い方を紹介✨
《プレイヤー》は52枚のうち1枚のカードに選ばれ、《プレイ》することでカードは霧散し、手に《グローブ》が出現。
グローブ着用中は、自身の能力を自由に扱うことができる♠︎♥︎♦︎♣︎#highcard #ハイカード pic.twitter.com/
— HIGH CARD【2023年1月9日放送開始!】 (@highcard_pj) September 24, 2021
プレーヤーになるには、エクスプレイングカードに選ばれる必要があります。
誰でもなれる訳ではないようですね。
傾向としては一般の人より運動能力が優れていたり、何かしらの特性を持っていたり、カードの能力と親和性のある技術を持っているケースが多いようです。
例えば妖刀「ラブアンドピース」を出せる♠A《ラヴ&ピース》の保有者ウェンディは、父親が剣術家という家で育った背景を持ったキャラ。
植物を操れる♣3《グリーングリーン》の保有者ヴィジャイは「植物が怯えるから銃は使わない」という信条を持つほど、植物を愛している人柄を持ったキャラです。
また、1人のプレーヤーが複数のカードを持つことは許されていないようです。
エクスプレイングカードは52種類あり、それに応じて能力も52通りあるのですが、1人のプレーヤーが使える能力は1つのみという事になりますね。
一方でアニメ8話からは、後述する「エクスハンド」という複数のエクスプレイングカードを用いた闘い方が登場します。
一見矛盾する気がしますが…物語でどのように絡んでくるか期待したいですね。
グローブ:エクスプレイングカードの能力使用時に出現
エクスプレイングカードの能力を使用するには、プレーヤーが「プレイ」と念じる必要があります。
その瞬間カードがグローブに変化し、能力が使えるようになります。
能力使用時、プレーヤーは通常よりも優れた運動能力を発揮できるようになります。
またスペード♠の場合、「プレイ」と念じた瞬間、それぞれのカードに応じた武器(フィンなら銃、ウェンディなら刀)が登場するようになっています。
カードの能力を使用してる際、プレーヤーは自身の精神力を消費しています。
もし精神力が切れた場合、プレーヤーはカードの能力は使用できなくなります。
この瞬間グローブは消えカードに戻る一方、グローブそのものの破壊はカードと同様出来ないようになっています。
余談ですが、グローブにはスート(トランプに書かれたマークのこと)がデザインされています。
例えばフィンやウェンディのグローブにはスペード♠が付いている、といった感じですね。
エクスハンド:複数のエクスプレイングカードを用い能力を強化できる
エクスプレイングカードは1プレーヤーにつき1枚しか持てないはずですが、「エクスハンド」という複数のカードを使用する闘い方も存在します、
https://twitter.com/highcard_pj/status/1631595269140938753
使用するカードの組み合わせは「ポーカーの役」が基準となっているようですね。
アニメ8話では、ボビー・ボールがダイヤとスペードの3の「ワンペア」を用い、フィンが育ったサンフィールズ孤児院を襲撃する場面が描かれました。
エクスハンドを用いた場合、使用したプレーヤーの能力を強化できるようです。
ポーカーの役の強さと、強化される能力の大きさは比例する模様。
アニメ1話に登場したアイリスがミサイルを発射してましたが、これもエクスハンドを用いて強化した力だったのかもしれませんね。
一方、エクスハンドには使用することでプレーヤーに負担をかける副作用もあるようです。
肉体もしくは精神的に反動がくるようで、役が強いほどリスクも大きくなるようです。
アニメ10話では、クリスの父・タイラーがエクスハンドを使用する場面が描かれました。
タイラーはエクスハンドとして全ての5のカードを使用し、命の危機に瀕していたクリスを救いますが、その代償として命を落としてしまっています。
クリス自身もエクスハンドを使用し、病状にある妹のミシェルを助けようとしてる雰囲気ですね。
お?クリスこれもしかして父親が使ったエクスハンドのカード集めてるのか?? pic.twitter.com/4VMLqbadq8
— アポロ☀メトプラはいいぞ (@Sunny_of_Sunday) March 21, 2023
まとめ
ハイカード(HIGH CARD)に登場するエクスプレイングカードについて、能力やプレーヤー、グローブなどの設定も交えご紹介しました。
まとめると、以下のようになります。
・エクスプレイングカードは、カードの保有者に異能力を授ける力がある。
・カードの能力を利用して悪事を企てる者も存在しており、ピノクルが回収を進めている。
・カードの能力は大きく4つ(ハート、ダイア、スペード、クローバー)に分かれる。
・カードに選ばれた者は「プレーヤー」と呼ばれる。1人につき使える能力は1つのみ。
・プレーヤーが「プレイ」と念じるとカードがグローブに変化し、能力を使用できる。
エクスプレイングカードは計52種類あるようですが、作中で登場してるのはごく一部に過ぎません。
物語が進むにつれ他のカードも出現すると思います。
どんな能力が出てくるかにも注目したいですね!
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主人公が別にいるので、、フィンが少し先輩になっていたり、アニメでは未登場のカードが出てくるなど、ハイカード好きな方は見ておいて損はないと思います!
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