推しの子の転生について設定まとめ。星野アイ転生説やカラスの少女からも考察

推しの子では主人公の医師ゴローと、患者さりなが好きなアイドル「星野アイ」の子供として転生するところから始まります。

この「転生」ですが、作中ではどのような設定が成されてるのでしょうか。

他に転生したキャラがいるのか、星野アイも死後は転生したのか?アイや転生の秘密を知るカラスの少女は何者?

など色々と気になる点はありますよね。

今回は、推しの子の転生について解説します。

推しの子の転生についてまとめてみた

まずは「推しの子」の作中における転生について、設定なども含めまとめてみました。

転生の概要と推しの子のジャンル:現在住んでる場所に転生

推しの子は「芸能界」や「ミステリー」という要素が含まれてる作品ですが、他にも「転生もの」という側面も併せ持っています。

この「転生もの」とは2010年代から(それ以前だと1980年代も)流行してるジャンルで、主人公が現実の世界から別の世界に異動(転生)するのが特徴の作品です。

転生先の世界は中世ヨーロッパ風の世界や、RPG風の世界が多い傾向にありますね。

他にも、異世界の人が現実世界に転生するケースや、過去の人物が現実世界に転生するケース、その逆で現在から過去に転生する話などもあります。

「推しの子」のように、転生する世界が現在住んでる世界と同じ場合もあり、「どのように転生するか」は作品によって千差万別だと言えます。

これらの作品に総じて言えるのは、現実世界より転生先の世界の方が幸せである傾向にあること。

推しの子でも、ゴローはアイ生存時は「推しのアイドルの子」として充実した日々を過ごしてますし、さりなに至っては病に伏せってる錨鎖は描かれず、ルビーとして充実した日々を過ごしてるように見えます。

推しの子の話の軸:好きなアイドルの子供に転生したら?

続いて、転生モノである「推しの子」が生まれた背景について。

「推しの子」の作者である赤坂アカ先生は、この作品の誕生のきっかけとして「アシスタントたちとの会話」を挙げています。

※参照:推しの子星野アイのモデルは橋本環奈?赤坂アカ横槍メンゴ先生との関係も

赤坂先生はアシスタントたちと「一番の願望」をテーマにディスカッションを行った事があったそうです。

その中で、「推しのアイドルや声優の子供として転生したい」という声がチラホラあったのだとか。

こうしたニーズがあると思った赤坂先生は、これを軸に漫画を書いたら面白いと感じたそうです。

その上で、赤坂先生は担当編集のサカイさんに作品のプロットを見せたところ、切り口がキャッチーで新しいと感じてもらい、売れる確率も高いと思われたそうです。

一方、赤坂先生はゴローの職業を当初ヤクザと考えてたそうですが、サカイさんから映像化に支障が出るのでは?と指摘され、産婦人科医に変更したという経緯もあります。

こうしたやり取りの中で、「これはいける」という確信がお二人の間で育っていったのでしょうね。

推しの子の転生の設定:ゴローとさりなのケース

ここからは「推しの子」における転生の設定について、詳しく掘り下げてみたいと思います。

「推しの子」は、主人公の産婦人科医である「ゴロー」と、彼の病院に入院してる患者「さりな」の2人が、死後に推しのアイドルである「星野アイ」の子供として転生するという話です。

その際、2人とも以下のキラキラネームを付けられてるのも面白いですね笑

ゴロー:アクアマリン(愛久愛海)
さりな:ルビー(瑠美衣)

※参照:【推しの子】星野アクアマリンと星野ルビーの漢字に意味ある?誕生日も誕生石などから考察

ゴロー(アクア)、さりな(ルビー)とも前世の記憶はあり、アイに対しては「母親」と「ファン」という2つの視点で接してる節があります。

特にゴローはアイのおっぱいを飲んだり、お風呂に入るのに抵抗感を覚えるなど、男性のオタクとして毛恥ずかしさを感じてるようですね。

この2人ですが、亡くなってから転生するまでのタイムラグが大きく異なります。

ゴローはアイの追っかけのストーカーによって彼女の出産直前に殺されており、気付いたらアイの子供になっていた…という描き方をされています。

一方のさりなは、アイの出産4年前に病気で亡くなっていることが明かされています。

この違いが物語に影響を与えるのか?

…については現時点では不明なので、今後どう描かれるか注目したいですね。

この2人は互いに転生者であることを物語の初期から把握していました。

そして122話では、ゴロー(アクア)がさりな(ルビー)に、自身の前世を打ち明ける展開に。

ちなみにさりなはゴローに「せんせ好き!結婚して!」と言うほど懐いてました。

「兄と妹」と思っていた関係が、実は「患者と先生」の関係だったと双方が気づいた際、一体どのような展開になるのか…

予測がつきませんね笑

まとめると、総じて「推しの子」の転生の設定については、23年7月時点でほぼ明らかになっていません。

特にゴロー(アクア)は殺された後すぐに産まれた描かれ方をしてますが、この場合それまでお腹にいた子の命はどうなったのか?という疑問も出てきます。

今後の展開に注目ですね!

他にも転生者はいるの?

ゴローとさりな以外の転生者がいるのかも気になりますね。

23年7月時点では、この2人以外の転生者は登場していません。

「赤ちゃん」や「出産」といった転生のヒントとなりそうな要素も、アクア、ルビー以外には出てきていません。

個人的に怪しいと踏んでるのがカミキヒカル

15歳の中学生という立場で、1つ年上の星野アイを妊娠させたり、殺害に関与したと思われる女優の片寄ゆらとのコミュニケーションの取り方が、同世代の男性より大人びてると感じるからです。

一部のファンの間では、アクアの転生前の姿であるゴローの父親がカミキヒカルに転生したのでは?と考察されてますね。

その一方で、「推しの子」の作中において転生に関する話があまり行われてない気もします。

芸能界の裏事情や、アイ殺害の真相に関する話題に比重が置かれている印象ですね。

章によってはアクアやルビーが通う陽東高校が出てきて、学園モノに比重が置かれてるケースもちらほら。

※参照:推しの子の陽東高校とは?モデルになった学校は堀越高校か考察

また、作品のコンセプトが「推しのアイドルの子供に転生する」なので、誰も彼も転生者という訳でもない気がします。

星野アイ転生説と鍵を握るカラスの少女について

そんな中で、一部のファンからは殺された星野アイが転生するのでは?という考察がなされています。

アイがリョースケに殺された瞬間、この子も転生した?と思った方もいるのではないでしょうか。

また、アイの転生やアイ自身について考察する際、宮崎で登場したカラスの少女についても触れる必要はあるでしょう。

以下では、星野アイ転生説について考察していきます。

星野アイは誰かに転生してるの?

23年7月現在、星野アイが別の誰かに転生してる様子は見られません。

上でも触れましたが、アイの死後、赤ちゃんが生まれる様子は作中では描かれていません。

少なくとも現時点において、アイが誰かに転生するという展開は考えにくいのが実情です。

「推しの子」のコンセプトが「推しのアイドルの子供に転生する」である以上、押されてる側のアイドル自身の転生を扱うのはちょっと話の軸とズレてくる気もしますね。

もっとも今後の流れによっては、転生者が2人、3人と現れる展開もあり得るかもしれませんが・・・

また、一部では最終話にアクアが有馬かな、もしくは黒川あかねと結婚して、2人の間に産まれた子供がアイが転生した姿だった…という展開がくる予想をされてる方もいるようです。

※参照:【推しの子】有馬かなのモデルは芦田愛菜か有馬稲子か。母親や枕からも考察

この展開はまあまあ有り得そうな気もします。

他にもアクアではなくルビーの子供として転生したり、アイが転生した新キャラが新生B小町に加わる、アクアやルビーの復讐を止めさせる役割を果たす、といった予想をされてる方もいるようですね。

※参照:【推しの子】B小町の意味や由来は?旧メンバーや今後増えるのかも考察

宮崎で登場したカラスの少女の発言とは

星野アイの転生、もしくはアイ自身について考えるヒントとして、原作75話でカラスと共に登場した少女の存在が挙げられます。

このカラスの少女は、B小町がMV撮影 兼 慰安旅行で訪れた宮崎の高千穂で登場。

アクアがあかねと共に前世にまつわる場所を巡った後で突如現れ、意味深な発言をしてファンの間で注目を集めました。

この子の登場まで、推しの子は芸能界の裏側やアイ殺害の真相に迫るミステリー色がよく描かれる一方、転生について掘り下げることは多くはなく、考察も難しい状況でした。

しかしこの宮崎で現れたカラスの少女の登場により、2人の転生や星野アイ自身に関する考察がより進むように。

カラスの少女は118話で再登場しており、アクアとは既に知り合いである旨が描かれています。

この2人が出会ったきっかけも、推しの子の転生を考察する上でのカギとなりそうです。

この少女については、以下のゴローやさりなの過去や2人の転生、アイの出産事情を知ってる発言から、このカラスの少女を「神様」「星野アイの転生した姿」と考える方もいるようです。

その発言がこちら。

真の意味で母親を得られなかった二人と 魂のない子を産んだ母親を導いてあげた
もしかしたら それ以上の意味があるのかもだけど

以下では、この発言から推しの子の転生にフォーカスして考察してみました。

死産や母親の愛情不足が転生の条件なのか?

上記の少女の言葉のうち、「転生」という観点で気になるのは「魂のない子」という要素。

この発言からは、アイの子供の赤ちゃんは魂がなかった=死産だったという展開です。

「推しの子」の作中で転生する条件としては、母親のお腹の子供が死産である必要があるのかもしれません。

ただ、原作1話では40週の予定日の様子が描かれてますが、その中で死産となっている様子は描かれておらず、この考察はかなり無理がある気がします。

ですので、現時点では2行目の「それ以上の意味」という箇所に何かが隠されてるのでは?と推測せざるを得ないですね。

また、冒頭の「真の意味で母親を得られなかった二人」は、母親の愛に恵まれなかったゴローとさりなを指すと思われます。

ゴローについては、産まれる前に母親が他界。

自分は母を犠牲にして産まれたのでは?と罪悪感を持っていたことがアクアとあかねの会話で明かされていません。

一方のさりなですが、亡くなる直前にいたっても両親が駆けつけてくれなかったことが判明しています。

こうした「母親の愛情の欠如」も、作中の転生と何かしらの関係がある可能性もありそうですね。

まとめ

推しの子の転生の設定や、星野アイの転生説について考察してみました。

まとめると、以下のようになります。

推しの子のアイデアは「推しのアイドルの子供に転生したい」という、赤坂アカ先生のスタッフが抱いているニーズから生まれた。
ゴローは死後すぐ、さりなは亡くなって4年後に推しのアイドル「星野アイ」の子供として転生した。
作中で転生するキャラは現時点ではゴロー(アクア)とさりな(ルビー)の2人のみ。
ファンの間では、殺された星野アイが転生する、もしくは転生済みと考えてる人もいる。
宮崎で登場したカラスの少女はアクアとも面識があり、転生やアイについて少なからず知ってる模様。

「転生もの」の側面も持つ推しの子ですが、基本的には芸能界の裏事情や星野アイ殺害の真相に迫るミステリー要素が多い印象です。

それだけに、転生に関する話が今後出てきた場合、物語の確信に触れることも出来るかもしれません。

今後の展開から目が離せないですね!

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