大雪海のカイナの設定や世界観の舞台モデルは?ジブリやナウシカと似てるのかも考察

大雪海のカイナには軌道樹や天膜、雪海などの言葉が出てきます。

その設定や舞台は一体どうなっているのでしょうか。

世界観がジブリ、特にナウシカがモデルではないかと言われる理由も気になるところですね。

この記事では大雪海のカイナの設定や世界観について、分かりやすくまとめてみました!

大雪海のカイナの設定や世界観は?物語の舞台について解説

まずは大雪海のカイナの設定や世界観について見ていきましょう。

軌道樹の元は「賢者」が使った杖?

大雪海のカイナの世界には、「軌道樹」という地表から天まで届く木が複数存在します。

軌道樹は水不足の状態で、その本数も少しずつ無くなっている模様。

噂によると、この世界には「賢者」という人がいて、彼が使っている杖が軌道樹になったと言われています。

なお物語の序盤で、カイナとリリハは軌道樹を下り、「雪海」と呼ばれる地表に降り立ちます。

カイナはエイト環やカラビナという小道具の操作に慣れており、また虫を狩って暮らしてることから、運動能力はそれなりに高いと思われます。

カイナと同じくらい若くて運動神経があれば、軌道樹から地上まで降りるのは決して難しくはないのかも…?

日本の少子高齢化を思わせる天膜

軌道樹の上には「天膜」という、人が住む村みたいな場所が存在します。
https://twitter.com/ooyukiumi_kaina/status/1616390217778302977

かつて天膜は複数の村があったようですが、今ではカイナが住む場所のみとなっています。

この場所に暮らしてるのはカイナと複数の老人のみ。老人たちは、自分たちが亡くなった後のカイナの身を案じています。

物語の最初でリリハが天膜に来た時、村のご婦人方は「あわよくばカイナの嫁に…」という感じで喜んでおり、花嫁衣装も用意してウキウキ気分。

一方で、看板の研究をしている「看板じい」と呼ばれる老人によると、かつてこの地には「文字読み」という人が存在したようです。

※参照:大雪海のカイナのキャラクターを一覧でまとめ!登場人物のキャラデザインについても

そんな老人たちを尻目に、カイナは雪海の世界にも人がいると信じている模様。

そしてリリハが天膜の世界へ来たことをきっかけに、カイナは彼女と共に雪海へと降りていくことに。

大雪海のカイナのこうした設定は、少子高齢化が進む現代日本を思わせます。日本人としては何だか複雑な気分も…

虫と過酷な生活環境:肉や魚は存在しない?

ちなみに天膜には多くのが生息しています。

天膜にいる人々は虫を狩って食べたり、その糞を接着剤として利用し、建物の修繕を行っている模様。

人々の食事には虫を使った料理が見られる一方、肉や魚は見られません。

水不足も重なってか、カイナの母親は栄養失調で亡くなったとカイナ自身が語っています。

天膜は総じて、人々が生きていくには過酷な環境だと言えますね。

なお、虫の中にはオオキドウジュムシという非常に大きな種がおり、時には人間を食べることも。

カイナの父親も、このオオキドウジュムシに食われ亡くなったと言われています。

物語の舞台である雪海の移動手段とは

天膜の下には「雪海」という巨大な海が存在します。
https://twitter.com/ooyukiumi_kaina/status/1615302916948066305

海といっても雪と液体の中間くらいのような感じで、上から見ると砂漠のようにも見えます。

ただ海中の透明度は高く、深海の景色はかなり遠くまで見渡せる模様。

雪海で人は呼吸することは出来ず、何かしらの方法を用いて移動している様子が描かれます。

作中ではアトランドの人は雪海馬で、バルギアの人はで移動してますね。

またこの地で暮らす人々は厚着をしており、「大雪海のカイナ」の世界は寒冷化が進んでいるのかもしれません。

アトランドとバルギア:水不足で苦しむ国々

雪海の世界には国がいくつかあり、水不足で苦しんでいる模様。

23年1月時点では「アトランド」と「バルギア」という2つの国が登場しています、

アトランドはヒロインのリリハが王女をつとめる国で、軌道樹の麓に位置しています。

この国の人は雪海馬を使って雪海を移動するが、馬には剣や銃を取り付けることもあるようです。

一方、バルギアという国は他の国から水を奪うために争いを仕掛けています

バルギアに侵略された国は廃墟と化し、人々は奴隷になっているようです。

また、バルギアの人は投石機を使った船で雪海を移動しています。

鉄製の鎧をまとった士官(アメロテ)もおり、その文明度は比較的高いのかもしれません。

原作者・弐瓶勉さんの世界観

こうした「大雪海のカイナ」の設定を語る上で、原作者である弐瓶勉さんの世界観は欠かせません。

弐瓶勉さんは「BLAME!」や「シドニアの騎士」で知られる漫画家。

ハードSF」という、作中に科学技術の要素が多く含まれるジャンルを得意としており、彼の作品には未来世界や荒廃した土地、巨大な建造物が多く登場します、

弐瓶さんはかつて建築業に携わった経験があり、大きな建物と人間を対比させる遠近法をよく用いています。

また「スターシステム」という、同一の要素を複数の作品で用いる手法を用いており、中でも「東亜重工」という企業は作品に頻繁に登場する他、弐瓶さん自身の活動においてもよく登場します。

「大雪海のカイナ」にも東亜重工の名称が登場しており、ファンの間では話題になりました。

弐瓶勉さんは影響を受けた作品として「風の谷のナウシカ」「AKIRA」「攻殻機動隊」などを挙げています。

中でも風の谷のナウシカは、その設定や世界観が似てると度々指摘されてますね。

以下では大雪海のカイナと風の谷のナウシカの共通する設定について解説してきます。

大雪海のカイナの世界観はジブリと似てる?ナウシカがモデルなのかも考察

大雪海のカイナを見て、世界観がジブリっぽいと感じる方は結構いるようです。

主人公(カイナ)がヒロイン(リリハ)と出会う過程からは、物語の舞台が「天空の城ラピュタ」に似てると考える方も多い模様。

また上で述べた通り、風の谷のナウシカは原作者の弐瓶勉さんがその影響を受けており、作中にはモデルとなったと考えられる要素もいくつか登場します。

以下では大雪海のカイナと風の谷のナウシカの世界観や設定で、似てる点を見ていきましょう!

荒廃した世界が舞台となっている

大雪海のカイナも風の谷のナウシカも、荒廃した世界が舞台となっている作品です。

大雪海のカイナでは、軌道樹の水が枯れたことで村が残り1つになったり、水不足により戦争が勃発してる世界が物語の舞台となっています。

一方風の谷のナウシカでは、「火の7日間」という戦争によって文明が崩壊し、土地は汚染され、「瘴気」という毒を放出する菌類が広がっています。

オオキドウジュムシのモデルは王蟲?

「大雪海のカイナ」にも「風の谷のナウシカ」にも、様々な虫が登場

この点をナウシカがモデルになっていると考える人も多いようです。

特に、風の谷のナウシカにおける「王蟲(オーム)」と、大雪海のカイナの「オオキドウジュムシ」は巨大な虫という点で共通していると言えます。

雪海の世界にも「浮遊虫」という虫がいるようですが、他にも虫がいるのか気になりますね。

キャラクターの設定、立ち位置が似てる?

物語に登場するキャラクターの設定、立ち位置も似てる気がします。

まずはヒロインの身分の高さ。

リリハはアトランドの王女で、ナウシカは風の谷の族長の娘という設定。

またバルギアの士官アメロテと、その副官ンガポージの立ち位置は、トルメキア王国のクシャナとクロトワの関係がモデル?と思ってしまいます。

ナウシカの原作において、トルメキアは風の谷を自治領としていてますが、この力関係はアトランドとバルギアを思わせますね。

ファンの中にはアメロテを「クシャナ殿下」と呼んでいる方もいるようです。

タイトルと母音の位置

作品のタイトルも似てる気がします。

冒頭に作品の舞台(雪海、風の谷)が、最期に主人公の名前(カイナ、ナウシカ)が含まれており、その2つを「の」で繋げている点が共通してますね。

また作品の舞台と主人公の母音がそれぞれi音とa音になっている点も同じ。

大雪海のカイナ(Oyuki-Umi No Kaina
風の谷のナウシカ(Kaze-No-Tani No Naushika

直感的に「ナウシカに似てる!」と思ってしまいそうですね。

まとめ

大雪海のカイナの設定や世界観を、ジブリやナウシカがモデルになってるのかも交え考察してみました。

軌道樹や天膜、雪海といった広大なスケールの世界観が魅力のこの作品。

東亜重工など、原作者の弐瓶勉さんが用いる設定が所々に含まれてるのも面白いですね。

アトランドやバルギアといった、物語の舞台となる国々の今後がどうなるのかも注目です。

今後公開される設定も沢山出てくると思いますので、その都度このページに追記していきます!


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